申請から入国までにかかる時間
いまだ日本は厳しい入国制限が続いていますが,特段の事情があるものとして認められた方(日本人や永住者の配偶者の方等)については,入国が可能となっております。
そんな中,ご入国可能なお客様から「申請から入国までどれくらい時間がかかりますか?」というご質問を受ける事が多々あります。
そこで今回は現在(2021年10月1日時点)お手続きにかかる大体の時間について説明いたします。
①在留資格認定証明書交付申請(約2か月)
一般的に外国人の方を日本に呼び寄せる場合,「在留資格認定証明書交付申請」を管轄の出入国在留管理局に行います。
入管での標準審査期間は1~3か月とされていますが,2か月前後お時間がかかるケースが多いです。
②在留資格認定証明書を国際郵便で送付(約1週間~2週間)
申請から約2か月後,許可となった場合には在留資格認定証明書が交付されます。
どの国,どのエリアに郵送されるかにもよりますが,国際郵便には1週間~2週間程度お時間がかかることが多いです。
③在外公館での査証申請(約2週間~1ケ月)
②で交付された在留資格認定証明書を使って,在外公館で査証申請を行います。
平常時であれば,査証申請にかかる時間は5営業日程度とされていますが,現在(2021年10月1日時点)は,新型コロナウイルスの影響で査証申請の審査にお時間がかかっています。
当社のお客様の状況を見ていると,早い方で約2週間,お時間がかかる方で1ケ月程度お時間がかかるケースが多いです。
現在,査証申請の審査は東京の外務省本省が行っておりますので、お急ぎのご事情がある場合は,外務省本省にお電話でご説明いただくことで,査証申請の期間が比較的短くなっているような印象を受けます。
④航空券の予約,PCR検査の予約等入国準備
航空券の予約やPCR検査の予約等ご入国準備にかかるお時間は,日本への航空便の就航数やお客様のご事情によってそれぞれ異なります。ただ,稀に査証が発給される前に航空券を購入される方がいらっしゃいますが,査証の発給の可否や発給にかかる時間は分かりませんので,査証が発給されてからご入国の最終準備を進めていただくことをお勧めしています。
このように,申請から来日までにかかる時間は、4か月前後かかることが多いです。
ビザの準備をする場合は,余裕を持って半年前を目安に準備をされることをおすすめします。