経営管理ビザ(投資ビザ)の申請‐必要書類とは?
経営管理ビザ(投資ビザ)を申請する際,どんな書類が必要ですかとよく聞かれます。審査のポイントをちゃんと理解できれば,経営管理ビザの申請ではそんな難しい書類はないと安心できると思います。そこで,以下に審査ポイントを整理して記載致します。ご確認ください。
-
経営管理ビザ申請の資本金の出処に関する書類
審査ポイント:資本金の出処については,それが合法的かどうかが大切です。マネーロンダリングを防止するために,預金残高証明だけではなく,出資者の資本金をどのように貯めたのか,その過程が必要です。
書類の例:出資者の在職証明、収入証明、申請人との関係証明 等
-
経営管理ビザ申請での事務所に関する書類
審査ポイント:事業の安定性の判断も含め,事務所の場所と施設が存在していることが必要です。賃貸借契約書(自己所有物件の場合:不動産の登記簿謄本)の提出が必要です。また,事務所内部の設備も整える必要があります。
書類の例:事務所の外観から内部までの写真等
-
学歴と保有資格に関する証明
審査ポイント:経営管理ビザの申請では,学歴と保有資格の書類は必須ではありません。しかし,何かお持ちの場合は提出した方が良いと思います。例えば,日本語能力試験の合格書をお持ちであれば,今後日本の法人を運営するために必要となる日本語能力の心配はないとアピールできます。
書類の例:卒業証明書、日本語能力試験合格書 等
-
経営する会社の事業の継続性、安定性を示す書類
審査ポイント:新しい法人では今後の運営方針、計画等(事業計画書)を示した立証資料が必要となります。事業の開業動機,市場分析,創業当初及び安定時期の収支計画等を詳しく記載し,これからどのような事業を行っていくのか説明が必要です。
書類の例:取引先の名刺、見積書、商品のリスト表、パンフレット等
経営管理ビザ申請では,運営する事業により,立証の書類も変わります。場合によては,許認可等の申請が必要となることもありますので,気を付けてください。