入管から「資料提出通知書」が届いたら
ビザ申請中,出入国在留管理局(旧:入国管理局)から「資料提出通知書」が届いたら,どうすれば良いのですか?
答えは,慌てる必要はありませんが,慎重に対応しなければなりません。
「資料提出通知書」とは何か?
在留資格の変更申請や,在留期間の更新申請,在留資格認定証明書交付申請等を行った方に対して,入管審査官より「この日までに以下のものを追加で提出してください」といった内容を記載されている通知書のことです。
追加資料の内容は,様々です。
税証明や,結婚証明書,成績証明書といった資料の場合もありますし,経緯や理由を説明する文書が求められることも少なくありません。
追加資料を求められたのは,なぜ?
納税証明書等,必須書類に不足が出てきたときや,審査の過程で更に確認したい事項が出てきたとき,また,既に提出済みの書類に不明点があるとき,様々な場面においてこのような「資料提出通知書」が送付されます。
「資料提出通知書」の真意を読み取ることが大事
「資料提出通知書」を受け取ったら,まず,「この追加資料がなぜ必要なのか?」と一度考え,その内容の真意を読み取ることが非常に大事です。
どの要件を確認されているのかを見極めて,対策を練ることで,適切に対応していくことが大事です。
例えば,配偶者ビザの申請に,「この期間の通信履歴を提出してください」との指示があった場合,「信ぴょう性の有無を判断するため,交流実績を確認しておきたい」という審査官の意図が読み取れるといえます。
「資料提出通知書」の対応で審査の結果が分かれる
「資料提出通知書」を受け取った方は,疑問点を弁明するチャンスを与えられたと考えてよいと思います。きちんと対応していけば,十分許可を得られることが出来ます。しかし,追加資料を放置したり,意図を読み間違えたりすることで,せっかく与えられたチャンスを無駄にしてしまうことがあります。
最初に提出する申請資料に不足のないように準備をすること,「資料提出通知書」を受け取った場合は,焦らず,適切に対応することが必要不可欠です。
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