配偶者ビザ(結婚ビザ)更新の注意点②
先日,配偶者ビザ(結婚ビザ)の更新について,更新条件の注意点をお知らせしました。
(参照:配偶者ビザ(結婚ビザ)更新の注意点①)
今回は,配偶者ビザ更新時に用意する書類と,更新後の年数について概要を説明いたします。
配偶者ビザの更新で用意する書類
まず,配偶者ビザの更新において必要となるのは以下の書類です。
・在留期間更新許可申請書
・証明写真(申請書に貼る)
・戸籍謄本
・ご夫婦の所得・課税証明書,納税証明書
・身元保証書
・住民票
・パスポート,在留カード(申請時に提示する)
この他,状況に応じて以下のような書類が必要になる場合があります。
・海外渡航に関する説明文(日本での滞在日数が短い場合)
・収入に関する説明文(収入が減った場合)
・非同居に関する説明文(事情があって同居できていない場合)
・ご夫婦のスナップ写真
・現在までの交際状況の説明文
・在職証明書
・給与明細書
いずれにしても,配偶者ビザで来日してから今までどのような生活を送ってきたのか,これからどのようにして生活していくのか,その説明と証拠が大切になります。
更新後の年数について
配偶者ビザの更新で皆様が気にされているのは,更新が許可された場合に,何年間のビザが許可されるのかという点だと思います。
配偶者ビザの更新の場合,年数の決定で重要なポイントとなるのは,法律上の婚姻手続きを取られた後,夫婦として同居して生活している期間です。
当然,結婚して夫婦で生活している期間が長い方が有利となり,短いと短期間の許可になります。
なお,現状一番長い期間になっている5年のビザは,結婚して夫婦として生活している期間が3年以上なければ,基本的に許可されないようです。ただし,日本で夫婦として生活を開始してから3年が経過すれば,永住権の申請が可能となってくるため,配偶者ビザにおいて5年の在留期限を取得するメリットはあまりなさそうです。