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大阪万博と就労ビザ-外国人観光客へ対応するため

2025年国際博覧会 (Expo 2025)の開催が大阪で決まりましたね! おめでとうございます!

会場の夢洲は今後開発が進むと思うので,今から2025年の開催が楽しみです。

夢洲

万博の開催となれば,ホテルやパビリオンの建設,その運営,開催時のアテンドなどで多くの雇用が見込まれ,また,外国人観光客も多く来場することが予想されるため,大阪全体のグローバル対応が必須だと思われます。

 

大阪府・大阪市では,会場となる夢洲を,万博会場だけでなくカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の設置場所としても考えているため,誘致が決まれば新たな観光スポットとして永く運営されることになるでしょう。

 

前回,日本で万博が開催されたのは,2005年の愛知万博の際ですが,その時の訪日外国人観光客数は約670万人でした。しかし,2017年の訪日外国人客数は約2800万人と,4倍以上になっています。2020年には4000万人近くの来日が見込まれており,万博を開催する頃にも多くの訪日外国人観光客が見込まれています。

 

そうなれば,外国人の雇用も大幅に進むと思われます。海外の滞在で,言葉の問題でコミュニケーションが取れないことに不安を感じる方も多くおられますので,渡航先にネイティブレベルの母国語で案内してくれるスタッフがいると,それだけで安心につながり,ひいては観光地としての魅力を高めることになると思います。

 

現在のビザ制度では,通訳や翻訳対応のスタッフとして,「技術・人文知識・国際業務」という在留資格がありますが,このビザの取得には大学を卒業しているか,又は日本の専門学校で通訳翻訳業務について専門的に学んだこと,もしくは,通訳翻訳業務について3年以上の実務経験が求められています。そのため,日本語に堪能な外国人全員が必ず取得できるわけではありません。

 

日本政府でも,「特定技能」というビザ創設に向けて政府内でも話し合いが進んでいますが,業種が限られており,観光産業に近いところでは宿泊業が対象とされています。

しかし,通訳翻訳が必要となるのは,宿泊の場面だけではなく,実際の観光の場面でも求められます。

 

そうすると,広く外国人観光客対応のスタッフとして,学歴や職歴がなくとも,日本語に堪能な人材をアテンドスタッフとして雇用する必要性も高まるのではないでしょうか。