ひとり親家庭の帰化申請
先日,岡山県にお住いの方の帰化申請のため,岡山地方法務局へ行ってきました。
圧倒的に大阪でのご依頼が多いですが,東京や名古屋,神戸,長野,福井など全国からご依頼いただいております。
最近は少し暖かくなってきて,移動も辛くなくなってきました。
さて,本日は最近お問い合わせの多かった,ひとり親家庭の方の帰化申請についてです。
よくご相談いただく内容としては,
「子供は日本国籍です」といったお子様と国籍がちがうケースや,
「子供を自分の戸籍に入れたい」といったケースがあります。
〇ひとり親家庭の方の帰化申請でひっかかりやすいこと
もちろんひとり親家庭であっても帰化申請することは可能です。
しかし,「生計の安定性」の部分で問題になりやすいように思います。
収入面も帰化申請では重要なポイントとなりますので,ある程度の収入が必要です。また,収入が「安定」していることも大切です。
「養育費をもらっている」,「実家の近くにお住まいで援助を受けている」ご家庭によって事情は異なるため,帰化申請に必要になる書類も変わってきます。
〇児童手当も収入として記載する
児童手当・児童扶養手当を受給している場合,これらも収入として申請用紙に記載が可能です。
例えば手取りで18万円,児童手当と児童扶養手当で合計約5万円受給している場合は,この世帯の収入はあわせて23万円程になります。