06-4708-8767

電話受付時間/平日9:00~18:00
※メールでのご相談は24時間受付

お支払方法:VISA、Mastercard、JCB、American Express、UnionPay、銀行振込

お問い合わせ・ご相談

スタッフブログー大阪国際法務事務所

STAFF BLOG
スタッフブログ

ホーム > スタッフブログ > ズートピアが教えてくれる多様性社会のリアル(社内朝礼メールの転載)

ズートピアが教えてくれる多様性社会のリアル(社内朝礼メールの転載)

社内朝礼メールの転載です。

おはようございます。塚田です。

12月5日は「ズートピア2」の公開日です。第一弾である「ズートピア」は,大変ヒットした作品ですので皆さん一度はご覧になったことがあるかもしれません。たくさんの動物やカラフルな街並みは普通に見る分にもとても楽しい世界観を提供してくれますが,「ズートピア」にはディズニーが伝えたかったある社会課題が描きだされているのです。

主人公であるウサギのジュディは警察官をしているものの,かわいいウサギと評価され,なめられることもしばしば。ジュディはそんな偏見に屈することなく自身で難事件を解決しようと奮闘します。ジュディと同じくメインキャラの一人であるキツネのニックも,実は優しい心を持っていながら,キツネというだけで肉食動物だから野蛮だとか,狡猾なやつだとかいう先入観をもって接せられてしまうのです。しかも,ニックに至っては,キツネが悪い奴だという烙印を押され続け人生を歩んできたからか,まっとうに生きることを既にあきらめており,詐欺行為を繰り返して生活しています。そのような中,二人は,とある事情で共に事件を解決していくことになるのですが,そこで現実の社会問題が切実に描かれます。

ズートピアは,ハムスターからゾウまで多くの動物たちが多様性を認め合って生活する先進的な都市であるかのように見えますが,それは表面上のみで,実際には多くの偏見のもとで成り立っていました。そして,多くの偏見は知らず知らずのうちに住民たちに染みついており,それぞれがもっている感覚がただの偏見であることに気づくこともなく生活しているのです。しかもこの問題が深刻なのは,偏見を向けられている者もそれを当たり前に受け入れてしまい,その偏見に従った行動をとってしまっているということです。これは私たちが住む現実世界で多く引き起こされている問題でしょう。映画の中では,ジュディとニックは自身に向けられた偏見を乗り越え自分の価値を証明することに成功しますが,二人と同じようなことができる人が沢山いるとは言えません。

現在,世界は多様性社会を謳っていますが,それは,みかけのものにすぎず,真に個人の「ありのまま」を体現することは非常に難しいことです。「ズートピア」は自分が知らず知らずのうちに誰かに与えている偏見,また,自分が当たり前のことだと自然に受けいれてしまっている偏見について考えてみるきっかけを与えてくれる作品となっています。

ぜひご覧になってみてください(ズートピア2を見た際には,また感想を共有します)。

以上,国際業務を扱っている行政書士事務所として改めて考えさせられる点が多々ありましたので社内朝礼メールを転載させていただきました。今年もあと1ヶ月を切りました。技術・人文知識・国際業務,日本人の配偶者等,永住申請,帰化申請など年内最終営業日までご相談を承っております!